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アステラス製薬が人員削減・リストラ策を発表、高収益でもリストラを実行する英断

アステラス製薬は、施設管理業務などを担当する子会社アステラスビジネスサービスを2017年9月末に解散し、同社の社員を対象に早期退職者を募ると発表した(アステラス製薬は2007年と2014年にも早期退職者を募集し計800人程度が応募)。製薬業界にて、アステラス製薬以外でもグラクソスミスクライン(GSK)、ノバルティス、ファイザー、サノフィ、MSD、アステラス、エーザイ、田辺三菱、第一三共、大日本住友製薬などが早期退職・リストラ策を発表・実行している。企業によって人事制度戦略用傾向が異なるため一概には言えないが、早期退職の主な対象者は、45歳以上で勤続5年以上の社員がメインになる。

リストラ・人員削減を進める背景には、①割安なジェネリック品(後発品)使用促進策による売上高減少(政府は2018~2020年度までに後発薬のシェアを80%まで高める方針)、②医薬品の価格を引き下げるという政府の薬価制度の方向性、③売上のメインを占める薬品の著作権切れ等の様々な要因が重なっている。早期退職制度対象のアステラスビジネスサービスは約200人の従業員を抱えているが解散に伴い、製造設備や研究所の設備管理の業務は、鹿島傘下の鹿島建物総合管理に外部委託する模様。アステラス製薬は、営業利益、純利益共に前年度比で改善し高業績と呼べる状態だ。このような状態で人員削減・リストラを進めるのは他社事例では日本たばこ産業(JT)がある。将来の市場の縮小を見据えてのことであり、固定費削減に対して非常に有効な策を取ったと捉えられる。

【参考】
■概要
アステラス製薬株式会社(Astellas Pharma Inc.)は、日本の製薬会社である。2005年4月1日に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し発足した。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。
旧・山之内製薬から引き継いだ[1]泌尿器領域の医薬(ハルナール・ベシケア)、旧・藤沢薬品から受け継いだ免疫抑制剤(プログラフ)などを主力商品とする。2012年医薬品売上高順位で世界18位であり、武田薬品工業(同14位)・第一三共(同19位)・大塚ホールディングス(同20位)・エーザイ(同25位)とともに国内製薬メーカー大手5社の1つ。

■競合会社
武田薬品工業、ファイザー、第一三共、中外製薬、大塚ホールディングス、MSD、田辺三菱製薬、エーザイ、サノフィ、ノバルティスファーマ、日本ベーリンガーインゲルハイム、グラクソ・スミスクライン、アストラゼネカ、バイエル薬品、ギリアド・サイエンシズ、日本イーライリリー、協和発酵キリン、ブリストル・マイヤーズスクイブ、塩野義製薬等々

 

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