転職理由ランキング!!これが転職するみんなの本音だ!!
転職する理由は人それぞれ。今回、各機関が作成している転職理由ランキングを見てみると、「キャリアアップ」や「年収アップ」、「新しい技術の獲得」等のポジティブな転職理由から、「会社の将来性に対する不安」、「残業が多く休日が少ない労働環境」、「人間関係の悪さ」等のネガティブなものまで幅広いものが出揃った。
それでは各機関が公開している転職理由ランキング結果を見てみよう。
最初に見てみるのはインテリジェンスが運営する転職情報サイトDODA(デューダ)が作成した転職理由ランキングである。
■DODA(デューダ)転職理由ランキング:
転職活動を行った約3万人のデータを元に、転職希望者の“転職理由”を、8の業種、10の職種、男女、年代、年収ごとの傾向などから分析します。
①ほかにやりたい仕事がある
②会社の将来性が不安
③給与に不満がある
④残業が多い/休日が少ない
⑤専門知識・技術力を習得したい
⑥幅広い経験・知識を積みたい
⑦U・Iターンしたい
⑧市場価値を上げたい
⑨雇用形態を変えたい
⑩業界の先行きが不安
出典「DODA転職理由ランキング」:https://doda.jp/guide/reason/
求人数の増加が続き、選べるキャリアのバリエーションも広がっているため、転職希望者は今がチャンスと捉え、転職活動を考えるようになっています。「ほかにやりたい仕事がある」と言っても、転職活動を始める時点で「どうしてもこの仕事に就きたい」と具体的な目的を持っている人ばかりではありません。このチャンスを活かしたいと考え、「いまの仕事での不満を解消できそうな仕事に就けないだろうか」と、興味のある仕事を探し始める人が増えているようです。
次は、転職大手リクルートが作成した転職理由ランキングである。
■リクルートキャリア転職理由ランキング:
株式会社リクルートキャリアは、転職を実現したビジネスパーソン3,906名を対象に「第31回転職世論調査」を行いました。この調査は「何を求めて転職に踏み出すのか?」「転職先を選択する際の最優先項目は?」など、転職活動全般にわたる、その時々の意識や行動の決め手となったものを調査したものです。
①会社の将来に不安を感じて
②年収アップ
③時間的精神的なゆとりを求めて
④他の会社で新しいキャリアを身につけたかった
⑤他の会社で今のキャリアをこれまで以上に伸ばしたかった
⑥社風や会社の雰囲気が自分にあわなかった
⑦職種または業界を変えたかった
⑧上司または同僚と合わなかったから
⑨評価に納得がいかなかった
⑩現状より良い条件の求人を見つけたから
⑪希望しない人事異動・出向・転勤などのため
⑫やむにやまれず(リストラ、会社倒産など)
⑬雇用形態を変更したかった(派遣→正社員など)
⑭Uターン、Iターンなど
⑮通勤圏の変更のため
出典「転職世論調査」:https://www.recruitcareer.co.jp/news/20161028.pdf
最後は、厚生労働省が実施した若年者雇用実態調査掲載のものである。これは初めて勤務した会社を辞めた理由のランキングであり、初めて転職を経験した新卒入社が対象とした調査となっている。
初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)についてみると、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が 22.2%、「人間関係がよくなかった」が 19.6%、「仕事が自分に合わない」が 18.8%、「賃金の条件がよくなかった」が 18.0%の順となっている。
①仕事が自分に合わない
②自分の技能・能力が活かせられなかった
③責任のある仕事を任されたかった
④ノルマや責任が重すぎた
⑤会社に将来性がない
⑥賃金の条件がよくなかった
⑦労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
⑧人間関係がよくなかった
⑨不安定な雇用状態が嫌だった
⑩健康上の理由
⑪結婚、子育てのため
⑫介護、看護のため
⑬独立して事業を始めるため
⑭家業をつぐ又は手伝うため
⑮1つの会社に長く勤務する気がなかったため
⑯倒産、整理解雇又は希望退職に応じたため
これを性別にみると、男では「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が 22.7%、「賃金の条件がよくなかった」が 22.1%、「仕事が自分に合わない」が 22.0%、女では「人間関係がよくなかった」が 22.8%、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が 21.8%、「仕事が自分に合わない」が 16.1%の順となっている。
出典「厚生労働省-若年者雇用実態調査」:http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h25_gaikyou.pdf
一般的に、転職理由のトップは人間関係といわれているが、今回の調査結果を見てみるとそのような結果にはなっていない。終身雇用制度が崩壊し、人材の流動化が進み、皆が一つの会社に執着して生きるという考え方がもはや形骸化していることが読み取れる。
一つの会社の中では当たり前であった規則、人間関係の辛さ、業務内容にあなたは縛られていないだろうか?世界とはいわず日本国内だけに限定しても数えきれない数の企業がある。新しい分野へ挑戦しスキルアップを目指すも良し、年収だけを評価軸に転職先を選ぶも良し、人間関係が辛くて逃げ出すために辞めることも素晴らしい選択の一つだろう。
転職にはリスクが付き物で、転職回数が異常に多くなると再転職が困難になり、また新しい仕事環境で新しい業務内容と人間関係に慣れることも非常に多くの労力を要する。ただ、そのようなリスクをとってこそ、得られるものがあるのではないだろうか。
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