転職に最適な時期は何月?勤続何年目?時期を外して転職失敗!?
転職に最適な時期があることはご存知でしょうか?
思い立ったら転職というのは計画がない無謀な行動です。
「新天地で新しい業務に付くのであれば、4月に転職先に入社したいなー!4月入社を目指すのだったら転職活動時期は1月くらいでいいのかな?」と、このような考えの人が非常に多いですが、このような行動では転職に最適な時期を一度失ってしまうことになるです。
自己の生活の要である職を決定する転職活動は計画的に行いましょう。
■求人数が増える時期は2〜4月と9〜10月!!
求人数が増えれば増えるほど、転職の成功率は上昇します。
年度によって求人数に変動はあるものの、概して年間を通じて見ると、一般に2〜4月と9〜10月に新規求人が増加します。
■年内の求人掲載件数の推移
上のグラフは「全国求人情報協会」が作成した「求人広告掲載件数集計結果」です。
上述の通り、「10月前の9月」と「4月前の2月~3月」の求人広告数が突出して多いことが分かるでしょう。
2〜4月と9〜10月に求人数が増加する理由に以下のものがあります。
●年度切り替えに伴う4月以降のための人員補充
●下半期が開始する10月以降のための人員補充
●中期経営計画における新規事業推進のための人材獲得
この時期には、他の時期ではなかなかお目にかかれない高待遇の大手企業の求人が増加します。
転職活動は入社目標時期の最低でも3カ月前から行うのが一般的です。
つまり、4月の入社を目指すのであれば遅くても1月に開始、10月入社を目指すのであれば7月に転職活動を開始すべきです。
■2〜4月よりも9〜10月の時期を重視せよ!
転職志望者、つまり強力なライバルが増加するのも上記の2〜4月と9〜10月の時期です。
しかし、多くの転職活動者はこのような求人広告数の変動を理解しておらず、また新しい年を迎えるということもあり、1月に本格的に活動を開始します。
■月別の転職希望者推移
上の図は大手転職サイトDODAが行った「月別の転職希望者の推移」です。
1~3月は他の月に比べて特に転職希望者が多いことが理解できます。このような転職希望者の増減の背景には以下の理由があると言われています。
●新年を迎え、新しい環境での活動を目指し1~3月に転職活動を開始する
●冬ボーナスを受け取り、繁忙期が終わり業務の区切りも出来るので1~3月に動く
●夏ボーナスを受け取ったので6~7月に動く
このため、求人広告が多いにも関わらず転職活動者つまりライバルが少ない9〜10月の時期の活動を推奨しています。
競争環境が激しい2〜4月のレッドオーシャンで勝負するよりも、求人数が多いにも関わらずライバルが少ない9〜10月のブルーオーシャンで戦った方が転職成功率も上がるのです。
新卒の就職活動にように転職活動では活動時期が明確ではありませんが、上記のような求人数の増減があることを考慮すると、転職活動には年内で2〜4月と9〜10月のニ回の最適な時期があることを把握しておきましょう。
本記事があなたの転職活動の成功に少しでも貢献できれば幸いです。
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