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英語転職

転職や新卒就職で評価される英語の資格はTOEIC?英検? TOEFL?

グローバル化が進む現代、ビジネスマンにも英語力が必要とされ、企業によっては採用面接を受ける資格としてTOEIC700点以上と明記する等の入社希望者の選別に使用されてこと事例も増えてきている

例えば、「上場企業における英語活用実態調査報告書」によると以下のアンケート結果が出ている。

■グローバル人材育成、企業の9割以上が「重要」!!

グローバル人材育成

社員を世界で活躍できるグローバル人材として育成することについて、「重要である」「やや重要である」と回答した企業は94.6%である。「重要である」の割合が高い業種は「輸送機器・関連機器」(81.8%)、「電機・精密機械」(81.6%)である。

引用元:「上場企業における英語活用実態調査報告書」

しかし、英語の資格といっても無数に存在する。例えば以下のようなものがある。

●TOEIC(トーイック)
●実用英語技能検定(英検)
●IELTS(アイエルツ)
●TOEFL(トーフル)
更にマイナーなものまで追記すれば、
●国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
●日商ビジネス英語検定試験
●BULATS(ブラッツ)
●CASEC(キャセック)
●GTEC(ジーテック)

等々

しかし、各英語の資格には特性があり、対策の仕方も異なる。評価が低い英語系資格に時間を費やしたところで時間の無駄と言っても過言ではない。本記事では、独自調査を基に、大手日系企業および外資系企業の採用担当者が評価する英語系資格を紹介する。

■転職・新卒の就職活動で評価される英語系資格とは!?

上述の通り、英語系資格には無数の資格が存在するが、独自調査(大手外資系企業10社、大手日系企業25社の採用担当者へのインタビュー)の結果、企業が評価する資格はブランド力が高い資格、つまり認知度が高い資格であることが判明した。 

以下に採用担当者の評価が高い英語力上位3資格を紹介しよう。

●第一位:TOEIC(トーイック):

独自調査の結果、第一位に輝いた英語系資格は「TOEIC(トーイック)」という結果となった。

その理由には、主に以下の三点が挙げられた。

①多くの内定希望者が受験しているため希望者同士を比較し易い
②リスニングとリーディングの能力が重点的に測れる
③社内にもTOEIC保有者が多く、社内の従業員との比較が容易

以下にTOEIC(トーイック)に関する情報を「上場企業における英語活用実態調査報告書」により一部引用し紹介する。

 ◎試験概要:

・受験料:約5,725円
・試験時間:2時間
・試験日:約10回
・試験方法:①リスニング、②リーディング
・スコア:0-990の5点刻み
引用元:「TOEIC公式HP」

77.7%の企業が採用時TOEIC®スコアを参考に!!

TOEIC参考度合い

入社希望者が「資格・特技」として提出したTOEICスコアを77.7%の企業が参考にしている。この割合は、海外拠点のある企業80.8%に対して海外拠点のない企業66.1%、製造業82.2%に対して非製造業71.3%と差が見られる。 

新入社員に期待するTOEICスコアは平均550点、中途採用社員では平均600点である。なお、大卒新入社員のTOEIC平均スコアは485点、大学が就職活動生に期待するスコアは600点である

引用元:「上場企業における英語活用実態調査報告書」

 以上紹介した通り、TOEICの認知度・ブランド力は非常に高く、保有しておいて損はない英語系の資格であると言える。新卒者は平均550点、転職希望者は平均600点を目指して勉学に励む努力が求められそうだ

次に第二位に輝いた転職・新卒就職で高く評価される英語系資格を紹介しよう。

●第ニ位:TOEFLiBT(トーフル):

独自調査の結果、第ニ位に輝いた英語系資格は「TOEFL(トーフル)」という結果となったTOEFLでは、iBTinternet-based test)と、ITPinstitutional test program)という2種類が実施されてるが、評価が高かったのはiBTの方であった。

 日系企業の採用担当者ではTOEFLを評価する声が小さかった一方、外資系企業はTOEFLiBTのスコアを高く評価する傾向にあったことが今回の調査結果の特徴である。

その理由には、主に以下のニ点が挙げられた。

①リスニングとリーディングだけでなくスピーキング、ライティングの実践的能力が測れる
②外資系大手には海外MBA出身者が多く、彼らと同等のやり取りを行うためにはTOEICではなくTOEFL-iBTでハイスコアを取得するレベルの人材が必須

以下にTOEFLiBTに関する基本情報を紹介する。

 ◎試験概要:

・受験料:約230ドル(約23000円)
・試験時間:4-4.5時間
・試験日:年間30~40回
・試験方法:①リスニング、②リーディング、③ライティング、④スピーキング
・スコア:0~120点
引用元:「TOEFL公式HP」

◎日本のTOEFLの点数は世界の中でも低水準…

TOEFLibt平均スコア

引用元:「TOEFL公式HP 

上図は主に非英語圏(東~東南アジア)の国別のTOEFL iBT(120点満点)の国別の平均スコアである。本来ならば120点満点ではあるが、パーセンタイルへ換算してあるため100点が上限となっている。 

分析対象国全17カ国中、日本は70点で15。第一位はシンガポールの98点、次点には英語に類似多言語、あるいは英語そのものを話すインド、フィリピン、マレーシアが続く。日本語という特殊な言語が主言語という日本のバックグラウンドが大きく影響しているのだろう。 

このような背景もあり、「日本語もビジネスレベルで話せ、更にTOEFLでもハイスコアを取得している人材」は非常に貴重なのである。 

TOEFLの即戦力の指標としての評価は非常に高い。転職で履歴書に記載する場合、90点以上(iBTテスト)、500点以上(ITPテスト)と一般的に言われている。

最後に第三位に輝いた転職・新卒就職で高く評価される英語系資格を紹介しよう。

●第三位:実用英語技能検定(英検):

独自調査の結果、第三位に輝いた英語系資格は「実用英語技能検定(以下英検)」という結果となった。

外資系企業の採用担当者で英検を評価する声は非常に小さかった一方、日系企業には英検の評価は根強くスコアを高く評価する傾向にあったことが今回の調査結果の特徴である。

その理由には、主に以下のニ点が挙げられた。

①TOEICとは異なりスピーキング能力が測れる試験内容
②日本国内では受験者が非常に多く、特に新卒の学生では英語の学業の努力度を測るために有効な指標

以下にTOEFLiBTに関する基本情報を紹介する。

 ◎試験概要:

・受験料:
1級:8,400円
準1級:6,900円
2級:5,800円
準2級:4,500円
3級:3,200円
4級:2,600円
5級:2,500円
・試験時間:
<午前>
4級  09:30~11:10
準2級 09:30~11:35
準1級 09:30~12:00
<午後>
5級  13:00~14:20
3級  13:00~14:40
2級  13:00~15:25
1級  13:00~15:50
・試験回数:
年約3回、一次試験は6月・10月・1月、二次試験は一次試験の約1ヶ月後
・試験方法:
①リスニング、②リーディング、③ライティング、④スピーキング
※全級の4技能化に向けて問題形式や合否判定法が変更
・スコア:
英検は5級から4級、3級、準2級、2級、準1級、1級まで7等級に分類
引用元:「TOEFL公式HP」

以上が、当研究所の独自調査(大手外資系企業10社、大手日系企業25社の採用担当者へのインタビュー)の結果である。

転職活動や新卒者の就職活動にて、

①外資系企業を狙うのか?(TOEFL推奨)
②日系企業を中心に狙うのか?(TOEIC推奨)
③英語力を重視しない企業を狙うのか?
③高校受験や大学受験目的に使用するのか?(英検・TOEIC推奨)

等々の英語系資格の活用目的によって取得すべき資格が異なる

独自調査の結果が転職あるいは新卒就職者の助けとなれば幸いである。

 

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