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アクセンチュア

アクセンチュアが激務って本当!?アクセンチュアの年収,評判,強み・弱み,特徴,転職採用情報について元社員に迫る!!

本ヒューマンデザイン総合研究所では、大手企業の実態について迫る調査を実施している。今回のテーマはIT系コンサルティングファームのアクセンチュア(Accenture PLC)である。 本記事の情報は、元アクセンチュア社員(新卒入社者2名、中途入社者2名の計4名)に対してヒアリングを行い、企業の実態調査を実施した。

 アクセンチュアは、アイルランドに本社を置くIT系コンサルティング会社であり、全世界の支社を合計すると、社員数は40万人を超えるともいわれている。国内でも従業員数は年々拡大中であり、元アクセンチュア社員は転職市場に溢れているとのことである。元々は、アーサー・アンダーセン傘下のアンダーセン・コンサルティングという名称であったが、親会社との関係が悪化し、独立することとなっている。その際、“accent”“future”accent on future)の造語であるaccentureを新社名として決定した経緯がある。

 以下の情報は元アクセンチュア社員4名に対するヒアリング結果であり、個別にヒアリングを行ったため、個々の意見を箇条書きにしてまとめている。転職希望者や新卒の就職活動生に役立つ情報提供となれば幸いである。

 

 

アクセンチュアの激務度・ワークライフバランスについて

仕事に対しては厳しい社風もあり、朝から晩まで常に仕事のことを考えることが基本。そのような思考の社員が全体の大半占めている。結婚後にプライベートを中心に置くために転職した社員も多数いる、これは男女どちらかに限った話ではない。

上司次第で激務度やワークライフバランスは大きく異なる。休日の深夜に上司から電話かかってくることも頻繁にある。上司だけでなく、プロジェクトの内容次第で業務量が大きく変動するため、一概に回答出来ない。余裕がある時期だと比較的早めに退社出来る。

激務かどうか、自分の時間を確保できるかどうかは個人の能力によるところもある。生産性が高い動きが出来れば問題ないが、仕事が遅い場合は残業や休日出勤が当たり前となり、ワークライフバランスは崩壊する。

プロジェクトの狭間のインターバル期間で、数週間程度の長期休みを取れることがコンサルティング会社として大きな特徴。これは別にアクセンチュアに限ったことではないが。一方、プロジェクトにアサイン中は、有給どころか休みすら取ることは不可能に近い。仕事と休みにメリハリをつけて生活したい人には向いているのではないか。

昇進し、マネージャー以上になると、一気に業務量が増える(その分、年収も跳ね上がるが・・)。プライベートより常に仕事を優先していかなれければならない雰囲気がある。

激務といえばアクセンチュアというようなと悪評が立ち、採用活動に悪影響が出たため?社長直々の働き方改革への取り組みもあり大幅に改善されている

若く体力のあるうちに高い収入を得て、更にスキルを獲得し、結婚やキャリアデザインといった自分の目的に合わせて退職するというのが一番の多い社員の思考。

 

 

アクセンチュアの年収について

役職別にいうと、アナリスト(入社1年目〜)450万〜、コンサルタント(入社3年目〜)600万〜、マネージャー(入社6年目〜)800万〜、シニアマネジャー(入社9年目〜)1200万~、マネージングディレクター2000万円~といったところか。マネージャー未満は、ベース給与に住宅手当がプラスされ、残業代がつかない分マイナスという感じで年収が決まる。また、どの役職でも年俸制のためのボーナスはないのが痛い。しかし、マネージャー以上になるとボーナスが支給される。

戦略コンサルティング部門、ITコンサルティング部門、SE部門の部門で給与体系が大きく異なることに、入社希望者は注意すべき。これは新卒でも中途でも同様のことがいえる。戦略コンサルティング部門が一番高額の給与を得ている。

これはアクセンチュアに限った話ではなくコンサルティング業界に共通していえることであるが、年収は良いが労働時間から考えると決して高い水準とはいえない。時給にすると1000円を切るとも聞いたことがある。

30歳前後で4001300万円程度の開きがでてくる。中途入社であれば前職の給与、その他にも保有する能力に左右されるためである。年功的な日系企業のように何歳なら年収が○○万円といった推測は無駄。

アクセンチュアをSIerとして考えた場合、競合他社と比べても高い水準の給与を貰えているが、ITコンサルティング会社として見た場合には微妙というのが本音。経営コンサルティングファームとしてみると更に微妙。

アクセンチュアが激務で嫌で転職したいと思っても、給料が下がることから転職せずに社内に居続ける人が多い。ボーナスも管理職以上に支給され、一度で400万円前後の額が支給される人もマネージャー以上では多いとのこと。

 

 

アクセンチュアの強みについて

アクセンチュアの最大の強みはブランド力と組織力ではないか。グローバル規模の顧客にグローバル規模で対応できるだけの企業がアクセンチュアを除いて数社しか存在しない。上流から下流、具体的には戦略コンサルからIT。ビジネスコンサル、オペレーション代行をすべて自社内で完結できるのはとても強い。その競合のなかでもアクセンチュアは頭一つでている。そのため、クライアントもアクセンチュアに頼らざるをえない。

アクセンチュア独自の自社製品が無いことが強み。特定のパッケージに依存してソリューションを提供する縛りがないため、クライアントに適した選択肢を自由に選択できる。ITベンダーとしては世界トップクラスである。

 

 

アクセンチュアの弱みについて

IT技術のレベルが低いことが弱み。コンサルティングから開発リリースまで自社で一貫して請け負えることが強みという意見もあるが、IT技術のレベルが低いため今後ITの強化をしない限り、この弱みが露呈して顧客からの信頼が低下する可能性もある。

戦略コンサティング領域について、外資日系問わず競合と比べるとアウトプット品質が低い。かと思えば、技術力が高い集団の集まりでもない。経営コンサルティングファームなのか、SIerなのか。中途半端であることがアクセンチュアの強みである一方弱みとなっている。M&Aや事業デューデリは対応できないこともあるらしく、ITに関するコンサルティングは強いが、ファイナンスや戦略コンサルティングは弱い。

アクセンチュアの業績が年々拡大傾向にあり、採用も活発に行っている(1000人単位で毎年採用)。そのせいか、人材の質が大きく低下しているように感じる。人を急激にとりすぎたせいで、カルチャーや仕事のクオリティに関するプライドが無くなってきているように感じており、人が育つ環境が整っていなければ、入ってくる人材も悪い。元アクセンチュア人材は転職市場に溢れており、他のファーム出身者と比較して希少価値がない。

 

 

アクセンチュアを退職した理由

コンサルティングファームで経験を積んだ後は、事業会社で経験を積みたいと考えていたためアクセンチュアを退職することを決意。

綺麗事を抜きにして、激務がつらくプライベートを重視したかったため。仕事の内容は刺激的で面白いがずっと働き続けられる環境は整っていない。女性の場合は、出産や育児といったライフイベントもあり、それらを理由に辞めていく子も多い(20代の婚期を逃すか、キャリアウーマンとしていきていくか悩む)

経営コンサルティング業務に関する業務を積むことができなかったため。システムを好まないは絶対向かない。殆どの案件でシステムが関わっているため。経営コンサルティングファームであるとアクセンチュア自身がいっているが、実態はSIerである。IT色のキャリアがついてしまえば、そこから逃れることは社内異動にしても、転職についても難しい。最初が肝心。

アクセンチュアの新卒不満あるあるの一つであるが、大規模案件が多く、100名以上が関わるプロジェクトの中で、若手は雑用が多く、常に上にお伺いを立てながら進めるのが基本。自分で考え、決定し、完結させる経験は積めない。また、所詮は第三者の社外の雇われ高給派遣であるということ。意思決定をするのはクライアントであり、コンサルタントである我々ではない。何も決められないのに夜遅くまで資料作りをしているのはなんともいえない虚しさがある。

激務がつらかった、この一言に尽きる。事業の特性上単価が高くなってしまうため、1人あたりの業務量が過多となり、め平日はほぼ時間が取れず、休日も出勤というパターンが多い。年収がダウンしたが、現職の転職先のほうが人間らしい生活が送れているため、アクセンチュアを辞めた後悔は一切ない。

 

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