ソニーの年収・転職・新卒中途採用情報

ソニーの強み・特徴・企業研究・評判

ソニー株式会社（英: Sony Corporation）は、日本の大手AV機器メーカー。世界首位のイメージセンサーやゲームの他、映画・音楽分野にも重点を置く。ソニーといえば、テレビ（BRAVIA）やデジタルカメラ（サイバーショット、ハンディカム）、ＰＣ（VAIO）などの家電事業やエクスペリア等の携帯電話・スマートフォン事業、プレイステーションを中心とするゲーム事業が想像されるが、イメージセンサを中心とする半導体事業や銀行・保険等の金融業にも力を入れている。特に利益を上げているのは金融事業と音楽事業である。ソニーはイノベーション精神に溢れ、革新的な製品を想像する企業として知られる。ウォークマン、トランジスタ、フロッピーディスク、βマックス、CD、MD、PS2、VAIOなど数々の革新的な商品をソニーは世界に送り出してきている。

しかし、近年ソニーは革新的な製品を生み出すことができないイノベーションのジレンマに陥っているといわれている。特にその境目といわれているのが1982年である。この1982年は、創業者の井深から大賀へ経営がバトンタッチされた年であり、さらに出井伸之がトップとなり、イノベーションが生まれないどころか、ソニーの収益性の低下に歯止めがきかなくなる事態となっている。出井CEOは、エレキ部門の売却によるエンタメ、金融での事業改編を打ち出している。アップルの創業者であるスティーブ・ジョブスもソニーのイノベーションの低迷を問題視していた。ソニーの失敗の理由にソフトウェアの欠如を挙げている。つまり、ソニーのウォークマンには画期的なソフトが無く、AppleのIpodにはそのソフトウェアがあったと指摘している。

スティーブ・ジョブズが語る 'ソニー失敗の本質'と'アップルの本質'

ソニーの特徴「三つの新規事業への展開」

ソニーの特徴として挙げられるのは新規事業の展開である。既存のものづくり事業からの脱却を目指し、金融・不動産・エンターテイメント等のサービス業へ積極的に展開している。

2014年4月に設立された「ソニー不動産」は不動産の売買仲介・管理・リノベーション・リフォームに関するサービスを提供するソニーグループの総合不動産会社であり、不動産売買仲介の購入専門チームと売却専門チームを完全に分ける「エージェント制」や、仲介手数料が「かかった分」だけ、Yahoo! JAPANと共同で提供する不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」、などのユニークなサービスを展開することで知られる。

金融業としては、「ソニー生命保険」「ソニー銀行」「ソニー損保」を添加しており、生命保険、銀行、損害保険業と幅広く展開している。ソニーの金融部門の業績は好調であり、中国のファーウェイ（華為技術）やシャオミ（小米科技）、アップルやサムスンに押されるスマートフォン事業を中心としたものづくり事業の業績を補填している状況にあり、ソニー社内でも金融部門は収益の要となる重要な部門となりつつある。

エンターテイメント事業としては、「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」を保有している。1987年にザコカ・コーラカンパニーがコロンビア映画、トライスター映画などの映像エンタテインメント事業をスピンオフし、その統括会社としてコロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント（Columbia Pictures Entertainment Inc.）を設立した。1989年にソニーが48億ドルで買収。1991年に現社名に変更した。当時の日本企業による米国企業の買収額としては最高額となっている。このソニーピクチャースを中心とした映画事業はヒット作の不在等の理由で赤字となることが多い波のある事業であるため、現時点では収益の柱とはなっていない。

私たちにしかできないことがある。エレクトロニクスの枠を超え、音楽で、映画で、ゲームで。世界中に新しい感動を創造し続ける。私たちはエンジニアであると同時に、ミュージシャンであり、ディレクターであり、アーティストでもある。技術とアート、知性と感性。その融合こそが他の誰とも違うソニーの原点だ。エンジニアの発想がアーティストの想像力に火をつけ、アーティストの作品がエンジニアの発想を刺激する。アーティストは不可能とも思えるアイディアをエンジニアにぶつけ、エンジニアは技術の力で不可能を可能にする。私たちの目指すものはスペック上の数字だけでは測れない。ワクワク、ドキドキする気持ち。震えるほどの感動。あなたが人生においてどれだけ心を動かしたか。それこそがソニーがずっと追い続けていること。 BE MOVED

情報源: ソニー(株) - マイナビ