Pocket

銀行

メガバンクでリストラの嵐!?三菱UFJ銀行や三井住友銀行,みずほ銀行,地銀でも人員削減!?

勤務先が銀行のサラリーマンといえば、多くの人はエリートを想像するだろう。

日本国内大手三行である三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行を合わせてメガバンクと呼ぶが、メガバンク勤務となれば、更にエリート色が増す。

そんなエリートなイメージが強い銀行業界で、リストラ・人員削減の嵐が今にも吹き荒れようとしていること皆さんはご存知だろうか…?

事実、メガバンクをはじめとした銀行は新卒の就職活動生にも人気の就職先だ。

参考資料として、大手就職活動支援サイト「キャリタス就活」が就職希望企業調査を実施し作成した就職先人気企業ランキングの一部を引用する。

 

 

就職先人気企業ランキング

順位 企業名
1位 みずほフィナンシャルグループ
2位 三菱UFJ銀行
3位 全日本空輸(ANA)
4位 日本航空(JAL)
5位 三井住友銀行
6位 サントリーグループ
7位 伊藤忠商事
8位 東京海上日動火災保険
9位 三菱商事
10位 JTBグループ

出典「キャリタス就活-就職希望企業ランキング:総合編」URL:https://job.career-tasu.jp/2018/guide/study/ranking/

ランキングの首位は、メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループ、次点に2位として三菱東京UFJ銀行が続き、5位の三井住友銀行が続く流れとなっている。理由は不明瞭であるが、大手メガバンクは特に新卒就職活動生の憧れの的のようである(毎年当たり前のように上位にランクインしている)。

この他には、3位の全日本空輸(ANA)、4位の日本航空(JAL)の航空大手2社が続いている。更に下には、伊藤忠商事や三菱商事といった五大商社が並んでいる。そんな就職活動生の憧れの的である銀行業界にリストラ・人員削減の嵐が吹き荒れようとしている背景を紹介しよう。

以前に投稿した記事も参考になるため、以下に示す。

【参考記事】銀行業界で大リストラ時代が到来!?フィンテックや人工知能(AI)で銀行員の仕事が無くなる!?

上記の記事と同じことを書くが、技術革新、たとえばビットコインのような仮想通貨の流通、資産運用アドバイザリーや融資審査業務の人工知能(AI)による代替、ペッパーによる顧客対応業務の代替等々、銀行員が主に担ってきた業務が人工知能やロボットに取って代わられ、仕事が消えていく例を挙げれば切りが無い。

このほかにも「日本国内の人口減少」や「楽天銀行やセブン銀行、ソニー銀行といった他業種からの銀行業への参入」等の事例あり既存の銀行にとって明るい話題はほとんどない。このような人工知能ワトソン、接客ロボットPepperの活用が進むことで、銀行員の居場所は無くなっていくことが予想される。

つまり、過去に類を見ないリストラの大嵐が吹き荒れるということだ。

クローズアップ現代「銀行はもういらない?フィンテック革命の衝撃」

さて、ここまでは前回投稿した記事通りだが、ここからは各主要銀行のリストラ・人員削減に関する情報を紹介していこう。

 

 

主要銀行リストラ・人員削減情報まとめ

三菱UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャルグループ)

速報概要

2020年

5月

 

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ銀行が、店舗数を2023年度末を期限とし、300店舗まで削減する公式声明を発表した。

同行は、昨年2019年5月の時点で、既存の515店舗の約20%に相当する100店舗を削減し、415店舗とする方針を示していた。

これらを踏まえると、今回の声明により、更に115店舗が追加で削減されることになる。

2020年

4月

 

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ銀行が、構造改革を加速させる公式声明を発表した。

具体的には、2017年11月に2023年度までに全従業員の1/8に相当する6,000名の人員を削減する声明を発表していたが、更に2,000名を追加し、2023年度までに8,000名の従業員を削減する方針。

人員削減の方法について、希望退職や整理解雇は実施せず、定年退職と新卒採用の抑制による自然減により従業員を削減する予定。

2019年

9月

 

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ証券(三菱UFJ証券ホールディングス)が、①シンガポール、②オーストラリア、③香港の三つのアジア拠点の投資銀行部門で従業員数を半数まで削減するリストラ策を明らかにした。

具体的には、三菱UFJ証券の①シンガポール、②オーストラリア、③香港の三拠点には合計150名程度の従業員が在籍しているが、今回のリストラ策で約70名程度を削減し、従業員数を半減させる模様。

投資銀行部門の人件費は非常に高い。三菱UFJ証券投資銀行部門の年収を1,500万と仮定し、法定福利費込みで考えると、社員1人あたり2,000万円程度の高額な人件費経費を要していることになる。

リストラの対象人数が70名と考えると少ないように感じるが、70名の削減であっても年間14億円の人件費カットに繋がるのである。

特に、今回のリストラ対象となっている投資銀行部門内のセールス&トレーディング部門は、パッシブファンドやAIによる運用の影響を強く受けており、三菱UFJ証券としても高年収の社員を雇用する意義が薄くなってきていることも今回のリストラの背景にあるものと考えられる。 

2019年

5月

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ銀行が、店舗数の削減数を拡大する方針を表明した。

具体的には、三菱UFJ銀行は2017年度末時点で515の店舗を保有しており、その内の約20%に相当する100店舗を削減する方針を示していた。

今回の声明により、店舗削減数を100店舗から180店舗、つまり全店舗の35%に拡大されることになる。また、既存店舗についても、従業員をほとんど配置しない無人型の機械化店舗へ転換する方針。

2019年

4月

三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJ銀行が、銀行本部に在籍する約6,000名の社員を圧縮し、約3,000名の規模に縮小させる方針を表明した。

これは、2年前の2017年11月に表明した「2023年度までに全従業員の1/8に相当する6,000名の人員を削減する声明」の一環と考えられる。

削減予定の3,000名の社員は銀行本部から営業部門に異動させる予定。

経理や総務といった間接業務を不慣れな営業部門に異動させるリストラの手法に似通っており、具体的な事例では富士通がある(富士通では経理や総務等の間接部門5,000名の社員を営業やシステムエンジニア等の職種に配置転換。その結果、2,850名が早期退職し、残りの約2,250名が配置転換に従う)。

2019年

1月

三菱UFJフィナンシャルグループが、インターネットやデジタル端末で手続きを簡略化する店舗「MUFGネクスト」を学芸大学駅前(東京都目黒区)オープンした。

ペーパーレスや省人化を実現するため、タブレット端末やテレビ窓口、カメラを通じた顧客分析システム等を導入している。今後、「MUFGネクスト」ブランドの店舗を2023年度までに70~100店に増やす方針。

2018年

2月

三菱UFJフィナンシャルグループが、同行全体にわたる2000件超の手動プロセスをRPAにより自動化したと発表した。

利用したツールは、Kofax Japanが提供するRPAツール「Kofax Kapow」とビジネスプロセス管理(BPM)基盤「Kofax TotalAgility」。同社のソフトウェアは、サーバで一元管理する仕組みとなっており、世界550社以上で導入され、日本語にも対応している。

2017年

11月

三菱UFJフィナンシャルグループが2023年度までに全従業員の1/8に相当する6,000名の人員を削減する声明を発表。

これまでは、あくまで業務の効率化という表現に留まっていたが、三菱UFJが人員削減という表現を使用することは今回で初となる。

加えて、現時点で約520程度存在する店舗のうち、70~100店舗を従業員の配置をほとんど行わない無人かつセルフ型の機械化店舗へ転換する方針。

2017年

10月

三菱UFJフィナンシャルグループが480店舗前後ある店舗の1~2割の統廃合を検討していることを表明。

店舗の統廃合は2018年度から開始する方針となっており、2018~2020年度まで3年間の期間を設けて推進される予定。2017年9月に表明された1万人分の業務削減の具体策の一環と思われる。

2017年

9月

三菱UFJフィナンシャルグループの平野社長が日本国内の特に事務作業に関して、AI(人工知能)やIoT、RPAによる自動化技術を活用することで、「9,500人相当の労働力の削減を実現したい」と発言していることが判明。

三菱UFJFGには国内従業員が約3万人存在するため、単純に試算するだけでも、国内従業員の約3割が担当する業務が消えてしまうことになる。

目的は人員削減・リストラによるコストカットではなく、あくまで生産性の向上が目的であり、従業員をより創造的な仕事に専念させるとの声明を発表している。

企業概要

株式会社三菱東京UFJ銀行( The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ, Ltd.; BTMU)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の完全子会社で都市銀行。3大メガバンクの一角を占めている。2006年1月1日、東京三菱銀行(BTM)とUFJ銀行(UFJ)が合併し誕生。中長期的にめざす姿として「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」を掲げており、海外では48ヵ国1,166拠点(2016年3月末)に広がるネットワークを駆使して、グローバルな金融ビジネスを積極的に展開。北米では北米拠点の業務を子会社のMUFGユニオンバンクに統合。成長する東南アジアにおいては、ベトナム国有大手銀行のヴィエティンバンクと資本・業務提携を締結。また、タイ大手銀行のアユタヤ銀行(クルンシィ)を子会社化し、バンコック支店と統合。

従業員数の推移

※三菱東京UFJフィナンシャルグループ連結従業員数
【2019年3月】119,390人
【2018年3月】117,321人
【2017年3月】115,275人
【2016年3月】110,936人
【2015年3月】108,153人
【2014年3月】106,141人
【2013年3月】85,854人
【2012年3月】83,491人

直近の採用実績

【1】慶應義塾大学 94名
【2】早稲田大学 64名
【3】関西学院大学 38名
【4】南山大学 36名
【5】同志社大学 35名
【6】明治大学 32名
【7】法政大学 30名
【8】東京大学 27名
【8】中央大学 27名
【10】立教大学・関西大学 25名

リストラ・人員削減情報

三菱UFJフィナンシャル・グループが今後10年程度で過去最大となる1万人規模の人員削減を検討していることが判明。低金利の影響により収益が低下する中、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックで業務合理化を進め、店舗の閉鎖や軽量化などによって余剰人員削減に繋げる方針。全国の三菱UFJフィナンシャル・グループの社員数は世界で約14万7000人存在する。1万人規模のリストラ・人員削減が実行されることになれば、全行員の内7%の人員が消えることとなる。

三菱UFJフィナンシャル・グループは独自の仮想通貨「MUFGコイン」を発行する計画を策定している。このような計画は他のメガバンクであるみずほ銀行や三井住友銀行では見られず、フィンテック分野の中でも特に仮想通貨に注力しているといわれている。これにより、余剰となる店舗や人員が表面化し、固定資産や雇用に要する費用の削減策が実行されることとなる。

 

 

三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ)

速報概要

2019年

2月

三井住友フィナンシャルグループの三井住友銀行が、2018年9月末時点で800人分(160万時間)の業務の自動化が完了したことを公式発表した。

三井住友銀行の従業員は、自動化により創出した時間を付加価値業務の拡大や働き方改革の推進などに活用しているという。更に、2020年3月末までに1500人分(300万時間)の業務を自動化する計画となっている。

2017年

11月

三井住友フィナンシャルグループおよび三井住友銀行がRPA技術の活用により業務の自動化を行った結果、約200業務における40万時間分の業務量(約200名分)の削減に成功したことを発表。

RPA導入は単独で行ったわけではなく、経営コンサルティングファームのアクセンチュア、EYアドバイザリーアンドコンサルティング、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBM、PwCコンサルティングの5社が業務支援を実施。

更に、今回の取り組みで獲得した業務自動化のノウハウを基に、2017年度末までに100万時間の業務量(約500名分)を削減、今後3年以内に300万時間の業務量(約1,500名分)の削減を実行する計画を表明している。

2017年

5月

三井住友フィナンシャルグループが2017年5月に公表した3カ年の新中期経営計画において、店舗のデジタル化による業務効率化により「約4,000人の人員削減効果」を見込む(リストラ・人員削減は行わず、過剰となった人員を営業部門へ再配置する方針)

AIやRPA、IoTといった店舗のIT活用推進により1,000億円程度ののコスト削減効果を狙う。ペーパーレス化やIT化を徹底して推進している銀座支店のような店舗の拡大を目指す模様。

企業概要

株式会社三井住友銀行( Sumitomo Mitsui Banking Corporation)は、本店を東京都千代田区に置く、三井住友フィナンシャルグループ傘下の都市銀行。3大メガバンクの一角を占めている。住友グループの住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併して発足。発足当時、かつての財閥(三井財閥・住友財閥)の枠を越えたことで話題になった。住友グループ・三井グループの両方に属しているが、どちらかといえば住友寄りと言える。グループ会社は、クレジットカード業務、リース業務、証券業務、投融資業務、ベンチャーキャピタル業務等の各種金融サービスを行う有力グループ会社群によって構成されており、これらのグループ会社間のシナジー効果を発揮し付加価値の高い金融サービスを幅広く提供している点が特徴。

従業員数の推移

※三井住友フィナンシャルグループ連結従業員数
【2019年3月】86,659人
【2018年3月】72,978人
【2017年3月】77,205人
【2016年3月】73,652人
【2015年3月】68,739人
【2014年3月】66,475人
【2013年3月】64,635人
【2012年3月】64,225人

直近の採用実績

【1】早稲田大学 77名
【2】慶應義塾大学 63名
【3】関西学院大学 38名
【4】法政大学 35名
【5】大阪大学 32名
【6】明治大学 31名
【7】同志社大学 29名
【8】京都大学 28名
【9】神戸大学 27名
【10】東京大学 25名

リストラ・人員削減情報

三井住友銀行は、中期経営計画にて、店舗におけるIT活用による業務効率化策を発表しており、その効果として約4,000名の人員削減策を発表している。ただ、一般的なリストラとは異なり、あくまで配置転換だという。転換先は営業部門。また、三井住友銀行は銀座の「ギンザシックス」内にIT活用型のペーパーレス化を推進した店舗(銀座支店)を開業している。銀座支店では、ペーパーレスや業務効率化を徹底しており、印鑑や書類への記入無しで本人確認や口座開設、預金の預け入れや引き出しが可能だという。今後3年間で、銀座支店をモデルとして全店舗のペーパーレス&業務効率化を推進する方針。

 

 

みずほ銀行(みずほフィナンシャルグループ)

速報概要

2019年

5月

みずほフィナンシャルグループが、2019年3月期決算(2018年度における決算)の当期純利益が前年度比で83.2%減の965億円に悪化する公式発表を行った。

今回の業績悪化を受け、坂井社長は改めて構造改革を実行する意思を強調した。具体的には、2024年度までに100拠点程度の支店を閉鎖する予定であったが30拠点を追加し、合計130拠点閉鎖する方針。

2019年

2月

みずほフィナンシャルグループが、AIやRPA、OCR(光学的文字認識)を活用し、口座振替依頼書に関する処理の約8割を自動化する目処が立ったことを公式発表した。

みずほ銀行と連携する地方銀行(群馬銀行、千葉興業銀行、七十七銀行、第四銀行、鹿児島銀行、肥後銀行)の6行と実証実験を進めており、自動化すれば作業速度が10倍になることに加え、正確性も向上するとの見解を示している。

2018年

4月

みずほフィナンシャルグループが、新卒採用人数を半減させる方針を表明した。具体的には、2018年4月新卒入社の人数は1,365名であったが、2019年4月入社の人数を700名(総合職400名、基幹職115名、一般職185名)まで半減させる予定。

これは、2017年11月に表明した19,000名の人員削減の一環と考えられる。

2017年

11月

みずほフィナンシャルグループが、2026年度末までに約10年の期間を要して約19,000名の人員削減・リストラ策を実行することを、構造改革案の一部として正式に表明。

過去の声明におけるIT活用による19,000名分の業務量の削減という「業務の効率化」という表現から、「従業員の削減」という表現へ変化したことが今回の大きなポイントである。更に、店舗の統廃合の実施により100拠点の店舗を削減することも構造改革の柱の一つとして示している。

2017年

11月

みずほフィナンシャルグループが、グループ傘下のみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券の主要三社が抱える全国約800の店舗のうち、3年の期間を要して20~30の支店を統廃合する検討を開始したことを表明。

店舗の統廃合の他、全800店舗の半数にあたる400店舗について、「①個人向け店舗:個人向け融資やローン対応、資産運用相談」あるいは「②法人向け店舗:法人向け融資および営業」等の機能を縮小した小型店に切り替える検討も開始。

店舗機能を絞ることにより、人員削減と業務効率化が可能になる。かつて、みずほの最大の強みは800にも達する圧倒的な店舗網といわれ、中小企業向け融資や個人取引で他社を大きく引き離していた。

しかし、フィンテックが進む中で、強みがコスト負担増という弱みになりかねず、先を見越した対応策が今回の店舗の統廃合・店舗形態の切り替えと想定される。

2017年

10月

みずほフィナンシャルグループが2021年度までに8,000名、2026年度までに19,000名の業務量削減を目指すことが判明。

20~30の支店の統廃合の他、みずほ銀行やみずほ信託銀行、みずほ証券の事務部門を集約する方向で検討。業務効率化に貢献する技術は、AIやIoTではなく、主にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる自動化技術。

みずほフィナンシャルグループの全従業員数は約6万人であり、約3割強の従業員の業務が消失する試算となる。

2017年

10月

みずほ銀行が手がける勘定系システムが2019年末までに稼働するとの方針が公表された。

旧みずほ銀行と旧みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行のシステムを統合するため2012年にシステム開発が開始され、約9年の期間を掛けてようやく完成することになる。

システム開発に要する総費用は4,000億円を超えるといわれている。今回のシステムの完成により、銀行業界で問題となっている業務の効率化が更に推進される見込み。

企業概要

株式会社みずほ銀行( Mizuho Bank, Ltd.)は、日本のみずほフィナンシャルグループ傘下の都市銀行。3大メガバンクの1つ。銀行・信託・証券、アセットマネジメント、シンクタンクなどあらゆる金融機能を傘下にもつ総合金融グループ。国内外の厚い顧客基盤、高度なプロダクツ力、邦銀随一の産業知見を強みとして、「日本、そして、アジアと世界の発展に貢献し、最も信頼されるグローバルで開かれた金融グループ」を目指している。“Client-Oriented(お客さま第一主義)”を追求し、顧客にとって最高・最適のソリューションをグループの総力をあげて提供する「総合金融コンサルティンググループ」として、顧客と社会の持続的成長を支える課題解決のベストパートナーで有り続けることを目指している。

従業員数の推移

※みずほフィナンシャルグループ連結従業員数
【2019年3月】59,132人※増加から減少に転じる
【2018年3月】60,051人
【2017年3月】59,179人
【2016年3月】56,375人
【2015年3月】54,784人
【2014年3月】54,911人
【2013年3月】55,492人
【2012年3月】56,109人

直近の採用実績

【1】慶應義塾大学 93名
【2】早稲田大学 87名
【3】明治大学 63名
【4】立教大学 53名
【5】青山学院大学 50名
【6】法政大学 47名
【7】中央大学 46名
【8】同志社大学 39名
【9】学習院大学 37名
【10】上智大学 33名

リストラ・人員削減情報

みずほフィナンシャルグループは、主にRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)を活用することで業務の効率化を推進する見込み。佐藤康博社長の過去の発言に「貸出業務の環境は極めて厳しい。非金利収益を強化していく」というものがある。更に、採用と退職のバランスの中で人員削減を進める考えも示しているという。中期経営計画発表の際、「銀行産業において、慣行として行われてきた年功序列制度を徹底的に崩す」との発言もある。

 

 

次に、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行といったメガバンク以外の銀行のリストラ記事を以下にまとめよう。

大手金融機関リストラ速報

ソシエテ・ジェネラル

速報概要

2019年

2月

フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルがロンドン拠点で人員削減を伴うリストラを実行していることが明らかになった。人員削減人数は、約1,600人に及ぶという。

リストラ対象となる部門は、財務や人事といった間接部門に加えて、グローバルバンキング・投資家向けソリューション(GBIS)部門が対象となる。今回の1,600人の人員削減により、年間で1億ユーロ(約125億円)の人件費の削減に繋がる。

ドイツ銀行

速報概要

2019年

2月

ドイツ最大手でありメガバンクの一角であるドイツ銀行が、2022年までに1万8,000人の人員削減を伴うリストラ策を実行する声明を公式発表した。

ドイツ銀行のCEOクリスティアン・ゼービング氏は、今回の人員削減策を「ドイツ銀行の再出発」と発言し、「今日、われわれはドイツ銀行にとって過去数十年で最も抜本的な改革について発表した」と加えた。

ドイツ銀行の世界の従業員数は約9万人おり、リストラに伴う削減人数の1万8,000人という数字を踏まえると、5人に1人がドイツ銀行を去る計算になる。

詳細は「ドイツ銀行でリストラ・人員削減の嵐!?ドイツ銀行破綻までのストーリー大全集!!」を参照

コメルツ銀行

速報概要

2019年

9月

ドイツ大手のメガバンクの一角であるコメルツ銀行が、9月20日時点で全従業員の約1割に当たる4,300人の人員削減を伴うリストラ策を実行する声明を公式発表した。人員だけでなく、店舗についても約200店舗を削減し、1,000店舗から800店舗まで縮小する予定。

コメルツ銀行の今回のリストラの背景には、欧州中央銀行によるマイナス金利がある。今回のリストラ策と同時に、新戦略「コメルツバンク5.0」を発表しており、国内の支店を統廃合し、コストカットを進めながらも、モバイル事業を強化する方針を打ち出している。

損保ジャパン日本興亜

速報概要

2019年

4月

国内大手保険会社の損保ジャパン日本興亜が、2020年度末までに国内損害保険事業の従業員数を4,000人削減する声明を発表した。

人員削減人数の4,000人という数字は、損保ジャパン全従業員の20%弱に相当する。今回のリストラ策では、希望退職者は募集せず、親会社のSOMPOホールディングス傘下にある介護事業(生命保険事業)やサイバーセキュリティー事業に転籍させる措置を取る模様。

なお、今回の人員削減策は非常に会社側にとって優れた計画となっている。具体的には、介護事業に転籍させることで、社員の給与水準を介護業界水準まで下げることができ、希望退職募集を行わないため割増退職金を支払う必要もなく、人手不足で悩む介護事業の人員の確保にも繋がるという、一石二鳥どころか一石三鳥の計画なのである。

 

 

次に、そんな金融機関でリストラの根源である魔のソフトウェア「RPA」をご紹介する。

RPA(ロボティクスプロセスオートメーション)技術の参考動画

世間では、AI、つまり人工知能が銀行員の仕事を奪っているといわれているが、厳密にはAIではなくRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション:Robotic Process Automation)という技術である。

WordやExcel、PowerPointといったオフィス系ソフト、Googleクロームやインターネットエクスプローラーといった検索用ブラウザ、時にはWindows標準ソフトのペイントや電卓まで、異なるソフトウェアにまたがる業務であっても、RPAソフトにプロセスを一度覚えさせれば完全に自動かつ高速に24時間業務を遂行してくれる。RPAは、寝ることもなく24時間働き、人間のようにミスをすることなく、労働環境や人間関係で文句を言うこともなく、銀行員のように年間1,000万円のコストが発生することもない。経営者にとって理想的かつ夢のような労働者なのである。

 

 

国内銀行一覧

また、大手メガバンクだけではなく日本には多数の銀行が存在する。低金利によってリストラ・人員削減が急務なのはメガバンクよりも地盤が弱い地銀であるといわれている。

以下に、日本国内の銀行一覧を記載しよう。

国内銀行一覧

中央銀行
日本銀行
都市銀行

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行
信託銀行

三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、ニューヨークメロン信託銀行、日本マスタートラスト信託銀行、野村信託銀行、オリックス銀行、しんきん信託銀行、あおぞら信託銀行、農中信託銀行、中央三井アセット信託銀行、新生信託銀行、日証金信託銀行、新銀行東京、日本トラスティ・サービス信託銀行、資産管理サービス信託銀行、株式会社SMBC信託銀行、新生銀行、あおぞら銀行、シティバンク銀行
新形態

ジャパンネット銀行、セブン銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、イオン銀行、大和ネクスト銀行、第二日本承継銀行
北海道・東北

北海道銀行、青森銀行、みちのく銀行、秋田銀行、北都銀行、荘内銀行、山形銀行、岩手銀行、東北銀行、七十七銀行、東邦銀行、北洋銀行、きらやか銀行、北日本銀行、仙台銀行、福島銀行、大東銀行
関東

群馬銀行、足利銀行、常陽銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、千葉銀行、千葉興業銀行、東京都民銀行、横浜銀行、東和銀行、栃木銀行、京葉銀行、八千代銀行、東日本銀行、東京スター銀行、神奈川銀行
北陸甲信越

第四銀行、北越銀行、山梨中央銀行、八十二銀行、北陸銀行、富山銀行、北國銀行、福井銀行、大光銀行、長野銀行、富山第一銀行、福邦銀行
東海

静岡銀行、スルガ銀行、清水銀行、大垣共立銀行、十六銀行、三重銀行、百五銀行、静岡中央銀行、愛知銀行、名古屋銀行、中京銀行、第三銀行
近畿

滋賀銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行、南都銀行、紀陽銀行、但馬銀行、関西アーバン銀行、大正銀行、みなと銀行
中国・四国

鳥取銀行、山陰合同銀行、中国銀行、広島銀行、山口銀行、阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行、島根銀行、トマト銀行、もみじ銀行、西京銀行、徳島銀行、香川銀行、愛媛銀行、高知銀行
九州・沖縄

福岡銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行、佐賀銀行、十八銀行、親和銀行、肥後銀行、大分銀行、宮崎銀行、鹿児島銀行、琉球銀行、沖縄銀行、福岡中央銀行、佐賀共栄銀行、長崎銀行、熊本ファミリー銀行、豊和銀行、宮崎太陽銀行、南日本銀行、沖縄海邦銀行

 

 

ITを中心とした技術革新によりビジネスモデルが崩壊する銀行業界。大手企業に就職すれば一生安泰、大手電力会社に就職すれば一生安泰といった神話が過去に崩壊したように

銀行に就職すれば一生安泰という時代は終わりを告げているのかも知れない。

「銀行員は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」という言葉は有名である。何の価値も創出することがない社内政治やAIに簡単に取って代わられる定型業務関連のスキルしか持たない彼らに対して、「雇用という傘」を差し出す企業は決して多くはないだろう。なぜならば、AIを活用した方が平均年収1,000万円の元銀行員を雇用するよりも遥かにコストを抑えられるのだから。

 

大リストラ時代でも一生安泰の生活を送れる企業はどこか!?

長年に渡り、業績に貢献してきたビジネスマンでも企業から簡単に切り捨てられる時代であり、30代、40代、50代と高齢になるほど転職市場価値は下がる一方です。

本ヒューマンデザイン総合研究所では、『就職活動生と転職希望者が知らないと後悔する超優良企業リスト』を作成しました。

結論から伝えると、リーマンショックや東日本大震災、コロナショックといった大恐慌でも、業績が悪化しにくい企業のリスト。

言い換えれば、『一度就職さえしてしまえば、定年まで安定した人生を送れる可能性が非常に高い超優良企業のリスト』です。

「あなた自身の幸せ」や「あなたの大切な家族の幸せ」を守れる人はあなたしかいないのです。

企業リストの詳細情報は、上記画像からご確認下さい。
※画像から企業リストが閲覧できない方は、こちらをクリックして下さい

就職偏差値ランキング

就職偏差値ランキング

業界別の就職偏差値ランキングについて独自の視点から分析しています。就職希望者は必見です。

 

有名大学就職実績データベース

データベース

有名大学の就職実績や大手就職率、平均年収などの情報をご提供します。就職活動を行う上で重要な参考情報となります。就職希望者は必見です。

大企業リストラ・赤字情報データベース

大企業リストラ情報データベース

リストラに関する多様な話題や情報を随時更新しています。将来の経済動向を予測するための経済情報をお送りします。

転職・資格・スキル関連の記事情報データベース

転職・資格・スキル関連の記事情報データベース

資格は数え切れないほど存在しますが転職時に有利に作用するものは限られています。読者のキャリアデザインの糧となる情報をお送りします。